学園創立100周年記念式典を挙行しました
お知らせ

学生・生徒・園児代表による祝辞
学校法人十文字学園は2022年6月10日、十文字中学・高等学校の講堂にて創立100周年記念式典を挙行しました。
本学園は1922年、「教育を受けたいと思う女性が一人でも多く学べる私立学校を」という理念の下、東京都豊島区巣鴨に創立されました。
現在は巣鴨の中学・高等学校のほか、埼玉県新座市で十文字学園女子大学と附属幼稚園を運営しています。
式典は、中学・高等学校の吹奏楽部による「十文字学園校歌によるファンファーレと序曲」の演奏に始まり、佐々木泰子お茶の水女子大学学長、坂元章お茶の水女子大学副学長、高野之夫豊島区長から祝辞をいただきました。
また、十文字学園女子大学副学長で元サッカー日本女子代表監督の佐々木則夫氏、特別招聘教授で料理研究家の土井善晴氏らも出席しました。
第2部では、中学・高等学校の能楽部、マンドリン部、大学の和太鼓部が演奏を披露し、生徒と学生が一体となり会場を盛り上げました。
100周年記念式典挨拶 理事長 十文字 一夫

挨拶をする十文字一夫理事長
本日はご多忙のところ、学園創立100周年記念式典にお運びいただき、まことにありがとうございます。
1922年大正11年、戸野みちゑ、斯波安、十文字ことの三人の先駆者により、この学園は創立されました。
この御三人は、いずれもが東京女子師範学校、現在のお茶の水女子大学の同窓生であります。
そのご縁から、同大学の佐々木学長先生と副学長の坂元先生に主賓としてご出席をお願いしましたところ、ご快諾をいただきました。
尚、坂元先生は、本学の短大2代目学長を18年間お願いした坂元彦太郎先生のお孫様であります。
そして、私どもが巣鴨大塚のこの地で100年、近隣地区の方々にお世話になっている関係から豊島区長の高野先生に公務御繁忙の中ご出席をお願いしたところ、快く御出席いただきました。本当にありがとうございます。
さて、創立以来100周年、校歌に示される建学の精神と自ら彊(つと)めて息(や)まずの日々の営みを重ね、大学、短大、中学、高校、幼稚園、あわせて8万名におよぶ卒業生を世に送り出し、一定の評価を社会から頂戴することができるようになりましたこと、偏に卒業生の各方面での活躍の賜物であり、又、特に人生の大半の時間とエネルギーを学生、生徒、園児のために費やしてくださった教職員の皆様のおかげと深く御礼を申し上げる次第でございます。
創立者十文字ことは、歴史や伝統は回顧的、消極的なことと捉えがちであるが、進むべき道を一直線に誤りなく前進させる推進力がこの歴史と伝統にあり、進歩的、積極的なものであると申しております。
こうした意味に於いて本日は過去に感謝を捧げる日であり、前進を誓う時であると考えております。
社会に於ける女性の活躍がより今まで以上に求められる今日、女子教育の重要さが増しております。
これからの学園の将来を共に担っていただきたいと、心から願って御挨拶といたします。
建学理念コンクール表彰
学園創立100周年記念「建学理念コンクール」の表彰が行われ、最優秀賞である理事長賞を受賞したお二人に、十文字佑子副理事長から表彰状と副賞が贈られました。