理事長挨拶
十文字学園は、1922(大正11)年に東京の巣鴨の地に設立され、
2022年に創立100周年を迎えます
各位におかれましては、平素より学校法人十文字学園の教育並びに運営に、温かいご理解とご支援を賜り、改めて深く御礼申し上げます。
振り返れば、1922(大正11)年に東京の巣鴨の地で、文華高等女学校として産声をあげた十文字学園は、2022年に創立100周年を迎えます。
創立者である十文字ことは、幼い頃からの向学心を我が一身にとどめることなく、「もっと勉強して活躍したいと願う女性が一人でも多く学び、社会で羽ばたけるよう、なんとしてでも立派な学校を作りたい」という大志を抱きました。そして戦前戦後を貫くこの激動の一世紀を乗り越えて、現在巣鴨に十文字中学・高等学校、埼玉県新座に十文字学園女子大学、十文字女子大附属幼稚園が運営され、約5,000名が学んでいます。そして卒業生は既に約7万6千人を数えるまでに至っています。
今、私たちは、十文字学園創立100周年を前にして、学園歌「身をきたえ 心きたえて 世の中に 立ちてかひ ある人と生きなむ」に込められた教育理念を見つめ、さらに「変わらぬものの価値」「変わるものの価値」の選択眼を持って、新しい時代に柔軟に対応できる女性教育に突き進んでいく覚悟です。
そして、「女性活躍社会」と「人生100歳時代」という日本の国の進むべき未来に向けて、新しい時代を築く萌芽を膨らませる最大限の努力を重ねていく所存です。
学校法人十文字学園 理事長 十文字 佑子